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あめのちくもりところどころはれ - 2014.10.21 Tue




雨が降った
雨が止んだ
にわかに取り戻した光の賑わい
喜びに意味はないけど
理由だけはよこたわる
あたしの歩く景色に深みが増し
そして風の
ごく自然に

ごく自然に
全てに完璧
全てに不完全
そうである揺るぎなさ
そのさま

そのさま
人のこころを曇らす
こころに雨を降らす
こころが晴れ晴れ
こころはすでに借り物
こころのまま

まま
あたしは歩く
あたしは立ち止まる
不自然に
そのさま
こころのまま




木曜日(改訂) - 2014.10.14 Tue


願うなら木曜の朝
よく晴れた割につつましく
部屋の奥まで届いた陽ざしに
自分だけ世界の朝寝坊
アンテナ張って探すのは
アキソラを哀しがってる詩人のうた

罪のない無関心に置いてきぼり
耳を澄ませて捜しあてる

願うなら木曜の午後
いつの間にか色づいた柿の実の
幼い頃に重ねあう誰かの庭
てっぺんの実は鳥のため
収穫の約束事だね
その情景は既視感みたいにまとわりつく

恥じらうような柔らかな色だったのに
袖でこすって明かしたっけ

願うなら木曜の晩
蒸発をしていく色を一晩寝かせ
大地の鎮まりと眠らない虫の音に
心の柔らかいところを弛ませて
物悲しさの近似値を
いまのうちに解き放っておくから

靴底が石畳をしゃべらせる前に
じゃないと夜は眠らない

祈るなら木曜の晩
不完全な夜空の星のまばたきとか

もしも、
もしも聴こえたならば


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ソレハキットコイデセウ - 2014.09.28 Sun


自分以外を想うと
自分がちょっと疎かになる
そこに椅子を置くと
しあわせが座ろうとする

その椅子で寛がれると
わたしの落ち着きがなくなる
しあわせの横顔の
書かれていないもう半分

オハナシデモ シマセウカ


スカートをぎゅっと掴み
耐えている何か
誕生日を忘れた少女が
近づいてくる

となり
だめだよ

失敗した
あたし
だけど
空けておきたい 
となり

性懲りもなく
疎かになった自分を
眺めてみたい
もういちど

オハナシ シマセウ
オスワリ クダサイ


赤いキリン - 2014.09.13 Sat


[季]

空を舞う紙ふぶきで
終わる場所が見つからない
疲れきったパレィドの
列をそっと抜け出して
永き時への旅人を
見送るために北へ奔った

戻ってきたときには
夏のすべては片付いているんだろう


[帰省]

山のないトウキョウは遠近法で描かれる
灰色にぼんやり浮かぶ未来都市
失意と憧れの色合いを絶妙に重ねてる

終わらないむかし話のたどり着くころ
山並みと田畑と追いかけっこをして遊ぶ
空はもう届かない 高笑いして離れてく 


[通夜]

欠片を持っている一族と
忘れそうになることを言い直し
山荘の夜は更けていく

そこに 夏はすでに居ず
肌寒さがそうさせるのか
みんな静かで優しくいる


[未]

外へと続く順番待ちの
列に並びたがっている
小さくなった父の手をひいて

"もすこしだけ遊んでからにしよう"


[見張り]

逃げても逃げても追ってくる
父の故郷を引き離し
低い天井を支えるスカイツリーが
今日の日暮れに聳え立つ時
追手も やっと諦める

帰ろうヨコハマ

湾岸道路の左手で
「おかえり」を言う
放射熱をまだ少し蓄えた
赤いキリン


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どうだったっけ - 2014.09.06 Sat


さっきの朝
生まれたばかりのあたしは
昨日のことにぼんやりする

そうそう
長雨のころから忘れたんだっけ夏を
そうでもなかったんだっけアタシの夏は
二人のために笑わなかったんだっけ
だからって髪を切ったわけじゃないけど

そうそう
シャワーを浴びてから仕事に行くんだっけ
いつからだったっけ草の根元に棲みついた秋は
一人でいるから耳を澄ませてるんだっけ
だからって間違ったわけじゃないけど

そうそう
さっきの朝
生まれたばかりだから
難しいこと考えないんだっけ
ぼんやりしてるなかに
くっきりし過ぎたもの
わざわざ隠したんだっけ

そうだったっけ
ともすれば二度寝してしまいそうになるのを

夏はどこに行って
秋はどこから来るんだっけ



もしも - 2014.08.14 Thu


もしもあのとき
と、今なら思う
けれど
もしもあのとき
もしもをしても
きっと別の
もしもをおもう

なにをどうして
もしもはもしも
上から読んでも下から読んでも
もしもはもしも
右から…  も
だそうで
なかったことへの別の名らしい

三つめの椅子 - 2014.07.23 Wed


みっつめの椅子はどこにありますか

わたしが座る椅子じゃなくって
あなたの座る椅子じゃなくって
みっつめの椅子です
そこに座るとわたしが見えます
そこに座るとあなたが見えます

みっつめですみっつめ
座ると硬くて尻が痛いやつ


 - 2014.07.05 Sat


君の幸せは他人の不幸を眺めること
だからあれもこれも一つ残さず拾い集める
あたしは
拾ってくれたことを感謝しよう
背中を向けてほくそえんでいる君に感謝しよう

すると私の不幸は
君に唾を吐いたりするので
君は途端に不機嫌になり私を呪ったりする

知らんよそんなこと
君の優越感などに興味はない
要らんよそんなもの
君の幸福などに頷く訳がない

おや、
君の土台はぶよぶよしてるね
君の土台に成りうる訳がない
だって
あたしは君じゃないもの

 - 2014.07.01 Tue

雨が私を帰らせる
今もなお黙っているものたちの中へ
軽く目蓋を押さえる薄暗さと
実に個性的なひとしずくの音
それらと親しくなった気でいる

住み馴れた路地から大通りに出ると
雨から逃れたがっている人々に合う
すると私は
とてつもない寂しさに襲われていることに気づいてしまう




 - 2014.06.20 Fri

わが個体に罪はないが
この世における居心地の悪さよ
打ち消すほどの迷いに触れて
自分のことなど思い出しもせず
なにもかも忘れていたい

死ぬときに何の解決を見るというのか
遅すぎやしないか
騙せ続けるなんて本気で思っているのか
その鎮静さと許しがたい喧騒は同一人物

かかってこい
袋叩きにしてくれ

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